1. 複合混和技術
複合混和剤とは、市販のコンクリートにフライアッシュを添加し、一定量の粉砕スラグ粉末を加えることで、コンクリートの作業性やポンプ圧送性を向上させ、スランプ損失を減らし、不浸透性を改善し、早期ひび割れを減らすなどの特性を持つことを指します。
複合混和剤の作用機序は、市販コンクリートの可塑化と減水です。市販コンクリートの可塑化と減水効果は、主にその粒子の物理的性質に関係しています。これらの物理的性質には、混和剤粒子のサイズと形状、表面の滑らかさ、硬さ、非多孔性、親水性などがあり、これらは超微細鉱物混和剤の「マイクロ充填効果」に起因すると考えられます。
「形態効果」、「比重効果」、「分散効果」。各効果は独立して存在するのではなく、相互に依存し、相互に依存しています。たとえば、混和剤粒子の粒子サイズは充填効果に影響し、分散効果にも影響します。したがって、複合混和剤の可塑化および減水メカニズムは物理的特性の性能にあり、つまり、高効率減水剤との共同作用により、「微細充填効果」、「形態効果」、「比重効果」、「分散効果」が実現されます。
2 市販コンクリート用セメント質材料の決定
市販のコンクリートは、ポンプ、タンキング、シュート、バケットで施工できますが、ポンプが主な方法です。このため、コンクリートは作業性、崩壊抵抗性、凝集性、施工作業性などを満たす必要があります。コンクリートは、混和剤を追加することによってのみ上記の要件を満たすことができます。これには、セメント材料の総量が必要です。実践によると、セメント材料の総量と各成分の投与量は、さまざまな強度のコンクリートに対して提案されています。表を参照してください。
コンクリートの性能に影響を与える要因は多数あるため、さまざまな要因の変化に応じてセメント系材料を調整する必要があります。実験と実証を繰り返し、以下の調整案をまとめ、提案します。
（１）季節に応じて調整します。セメント含有量は冬は増加し、夏は減少し、春と秋は中程度になります。
（２）フライアッシュとミネラルパウダーを１グレード増やすと、複合混和剤の量が５％増加する。
（３）コンクリートのスランプが20～30（mm）増加または減少した場合、セメント系材料は15～20（kg/m3）程度増加または減少することができる。
（４）砂の細かさ係数のレベル差に応じて、セメント系材料を約15～20（kg/m3）増減させることができる。
（５）粗骨材の最大粒径の段階差１に対して、セメント系材料は１５～２０（kg/m3）程度増減することができる。
3 砂の配合率の選択と調整
砂比はコンクリートの品質と施工性を制御するための重要な指標です。正しい砂比を選択すると、市販のコンクリートの継続的なポンプ圧送性などの特性を確保できます。砂比の選択は、水セメント比、粗骨材の粒子サイズとスランプ、および砂自体の品質に関連しています。多数のテストを通じて、砂自体の品質と砂比の選択関係が提案されています。表を参照してください。
砂の比率の選択は、コンクリートのスランプ、水セメント比、粗骨材の粒子サイズにも関係します。表を参照してください。
4. 水セメント比の選択と調整および単位水消費量の決定
市販のコンクリートの水セメント比は、0.30～0.55の範囲でなければなりません。水セメント比は、コンクリートの強度を決定する決定的な要因です。水セメント比が約0.1減少するごとに、コンクリートの強度は約4％増加します。水セメント比の調整は、通常0.01～0.03の範囲で行います。それ以外の場合は、コンクリートの強度が急激に低下します。配合技術の出現により、コンクリートの性能が大幅に向上し、水セメント比が低下し、コンクリートの強度が向上し、コンクリートの作業性、ポンプ性、保水性がポンプコンクリートの用途により適したものになりました。市販のコンクリートの単位水消費量は、通常150～180 kg/m3です。単位水消費量の決定は、高品質のコンクリートを準備する上で重要な部分であり、コンクリートの性能を確保するための鍵です。したがって、単位水消費量は、試し混ぜによって決定する必要があります。
コンクリート混和剤の選択 市販のコンクリートはポンプ剤と混合する必要があります。ポンプ剤の選択は非常に重要です。優れたポンプ剤は、コンクリートの全体的な性能を優れたものにし、水の浸透がなく、分離がなく、保水性、凝集性、良好なラッピングを実現し、コンクリートが全体として前進し、ポンプ圧力下で流れることができるようにします。
コンクリート混和剤の投与量は、特にセメントとの適合性に関するテストによって決定する必要があります。複合商業コンクリートには、ポリカルボン酸減水ポンプ剤が推奨されます。ポリカルボン酸減水剤は、低用量で理想的な減水効果と強化効果を発揮し、コンクリートの凝結時間への影響が少なく、スランプ保持性が良好で、セメント混和剤との適合性が比較的高く、コンクリートの乾燥塑性への影響が少なく、塩化物イオン含有量が低いため、新世代の減水剤となっています。
混和剤の選択も、季節や気温に応じて行う必要があります。たとえば、早強混和剤は春と秋に適しており、不凍混和剤は冬の工事に適しており、遅固混和剤は夏に適しています。
5 結論
市販のコンクリートの配合比の調整は、極めて複雑で細心の注意を要する作業です。 市販のコンクリートの品質は、多数のテストと実践を通じてのみ保証されます。
